月を超えて旅に出るには

心って成長するのかな

言の葉の庭

「私、あなたに救われてたの」

 

「君の名は」で一躍時の人となった新海誠監督のアニメ作品「言の葉の庭

写真と見まごうばかりの鮮やかで美しい背景と情緒的な雨の情景。

このアニメの主人公、雪野が泣きながら孝雄に訴えかける言葉です。

私もこれが言えたなら少しは楽になれるのかな。

 

27歳の女性、雪野由香里と15歳高校一年生の男子、秋月孝雄が雨の日にだけ約束もなしに庭園の屋根付きベンチで会ってそれぞれの日常を重ねながらストーリーが進みます。

約束なんてしていない。

雨が降ればあの人がいる。

そこでたわいない会話をするだけなんだけど、それがとてつもなく大事なものになっていきます。

でも梅雨はやがて開けてしまう。

 

雪野は苦しみを抱えていて孝雄と話をするこの時間だけが唯一の癒しでした。

それをずっと黙っていて最後に孝雄と感情をぶつけ合ったとき、本当に最後に絞り出すように言ったのが最初に書いたセリフなんです。

誰かにとってささいなことが、誰かにとっては自分のすべてなくらい大事なこともある。

 

ここでエンディングにかかる曲は大江千里さんが昔作詞・作曲した「Rain」です。

この曲も情緒があります。

 

「心のすみだけで傷つくような君ならもういらない」

やさしい歌なんですが、この言葉が刺さります。

それでもまだ「行かないで」と言うのが心に痛いです。